No. 119 1月のちょっと気になるエコな話題

2022/01/28 更新   環境通信のトピックス

今月のちょっと気になるエコなニュースを5つピックアップしてご紹介します。

・新たな火力発電燃料「燃料アンモニア」
これまで化学肥料の原料などに使用されてきたアンモニアは、燃焼の際CO2を排出しないという特性から、第6次エネルギー基本計画の中でも新たな火力発電燃料として期待されている。
https://www.nomura.co.jp/el_borde/article/0023/

・ゼロカーボンアクション30
脱炭素社会の実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。環境省は暮らしの中で実践できる脱炭素化に向けた30種類の具体的な行動メニューを示した「ゼロカーボンアクション30」の紹介動画を公開しました。
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/zc-action30/

・プラスチック資源循環促進法を4月1日施行する政令を閣議決定
フォーク・スプーンなど使い捨てプレスチック12品目の使用削減の義務付けを定めた。これらを無償で提供している小売業・飲食業等を指定するとともに、年間5トン以上提供する事業者を義務化の対象とします。今後使用削減をするために、有料化や代替え素材に変更などが求められ、取組みが不十分な場合は勧告・高評・命令をすることが出来る。
https://www.meti.go.jp/press/2021/01/20220114001/20220114001.html

・産廃施設向けホウ素廃水処理技術を開発し処理コスト1/6に
NECファシリティーズは産業廃棄物の埋立処分場から浸出水中に含まれるホウ素を安定的で効率的に除去する技術を国内で初めて開発したと発表した。従来比の1/6となるコスト削減になるという。この技術はセルロース繊維を特殊な吸着材に、浸出水に含まれる阻害物にも吸着効果を持続する技術を加えたものです。温泉やごみ焼却場の廃水処理への適用が期待されている。
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP625834_R20C22A1000000/

・世界で最も持続可能な100社発表。日本は3社が入る
カナダの金融情報誌「コーポレート・ナイツ」は今年の「世界で最もサステナブルな企業100社」を発表した。ランキングの対象企業は、総売上高10億ドル以上の上場企業で約7000社です。企業が開示する財務報告書やサステナビリティ報告書、ウェブサイトの情報をもとに24のKPI(重要業績評価指標)から各社を評価している。
1位に選ばれたのは、デンマークの風力発電機の大手、ヴィスタスでした。日本企業は3社がランクインし22位(前年51位)の積水化学が最高位で、エーザイが32位(同16位)、コニカミノルタが53位(同41位)でした。
https://www.kyodo.co.jp/mamegaku/2022-01-26_3664067/

今回特に気になったのが、アンモニア燃料についての記事でした。
これまでアンモニアは、燃焼速度が遅く酸素濃度が高い場合でもすぐに消え、安定的に燃え続けることが出来ない特性がありました。気体状態のアンモニアの渦状の流れを制御に空気に触れさせることで持続的な燃焼を実現させ、さらに研究が進み液体アンモニアを持続的に燃焼することができアンモニア発電が可能となりました。
但し、酸性雨の原因となるNOxが燃焼時に排出されるなどのデメリットもあり課題もあるようです。CO2を排出しないのは大きなメリットですので今後更なる期待が高まります。

記者:岩松 美千子